和歌山市感染症情報センター

Wakayama City Infectious Disease Surveilance Center

令和6年10月1日から、小児用肺炎球菌ワクチンに20価小児用肺炎球菌ワクチン(プレベナー20)が追加され、それに伴い、13価小児用肺炎球菌ワクチン(プレベナー13)が定期接種から除外されることになりました。
15価小児用肺炎球菌ワクチン(バクニュバンス)も引き続き定期接種に使用できます。

〇対象者・接種回数・接種間隔等に変更はありません。
〇15価小児用肺炎球菌ワクチン(バクニュバンス)・20価小児用肺炎球菌ワクチン(プレベナー20)ともに、接種方法は皮下接種または筋肉内注射が可能です。

※令和6年10月1日以降、小児用肺炎球菌ワクチンの接種をはじめて受ける方は、20価小児用肺炎球菌ワクチン(プレベナー20)での接種が基本となります。

※すでに15価小児用肺炎球菌ワクチン(バクニュバンス)で接種を開始している方は、残りの回数を引き続き15価小児用肺炎球菌ワクチン(バクニュバンス)でお受けください (同一ワクチンで接種完了していただくことが、原則となります。)

病気の説明
肺炎球菌は、細菌による子どもの感染症の二大原因のひとつです。この菌は子どもの多くが鼻の奥に保菌していて、ときに細菌性髄膜炎、菌血症、肺炎、副鼻腔炎、中耳炎といった病気を起こします。致命率や後遺症例の頻度はヒブによる髄膜炎より高く、約21%が予後不良とされています(厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会の資料による)。現在は、肺炎球菌ワクチンが普及し、肺炎球菌性髄膜炎などの侵襲性感染症は激減しました。
ワクチンと副反応
現在使用されているワクチンは、15種類の血清型の肺炎球菌について予防する沈降15価肺炎球菌結合型ワクチンと20種類の血清型の肺炎球菌について予防する沈降20価肺炎球菌結合型ワクチンです。
主な副反応は、発熱、易刺激性、注射部位の紅斑、硬結、腫脹(はれ)、硬結(しこり)、疼痛です。重い副反応として、ショック、アナフィラキシー、けいれんがまれに生じる可能性があります。
ワクチンを受ける時期と接種間隔
生後2か月から5歳未満
標準的接種月齢は生後2か月から7か月です(接種開始月齢により回数が異なります)。
接種間隔
初回接種年齢 間隔 回数
生後2か月〜7か月未満 初回 27日以上の間隔
※ただし、2回目及び3回目の接種は生後24か月に至るまでに完了する
3回
追加 3回目の接種後、60日以上の間隔をおいて生後12か月に至った日以降に行う 1回
・標準として生後12か月から15か月の間に行う
生後7か月〜1歳未満 初回 27日以上の間隔
・ただし、2回目の接種は生後24か月に至るまでに完了する
2回
追加 2回目接種後、60日以上の間隔
・生後12か月に至った日以降に行う
1回
1歳〜2歳未満 60日以上の間隔 2回
2歳〜5歳未満   1回
接種の受け方
医療機関に問い合わせ、受診してください。
持っていくもの:母子健康手帳、予診票

実施医療機関一覧

予防接種を受ける前の一般的注意事項
他の予防接種との間隔
規定はありません。
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